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鞆淵惣荘置文(木札) ともぶちそうしょうおきぶみ きふだ
収蔵品情報
年代 | 現代 |
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材質・技法 | 木製 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 南北朝時代の中ごろ(貞和・観応年間)、鞆淵荘では惣の農民と下司・鞆淵氏との間で激しい武力抗争が生じていたが、原品は、この「鞆淵動乱」の中で、確かな証拠のない債券や債務も、どのような権威にたよって主張しても一切認めないということを木札に記した掟書である。多くの署名がみえるが、上段の重金は宗教的指導者、中段の宗久以下8名は動乱の指導的人物の「八人御百姓」、下段の則行以下12名は鞆淵各地区の番頭であると考えられる。原品は、鞆淵八幡神社に伝来している。 |