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熊野舟行図巻 くまのしゅうこうずかん
収蔵品情報
年代 | 現代 |
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収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 寛政8年(1796)の調査旅行に基づき、文化元年(1804)に谷文晁により制作された図巻で、本宮から新宮へと至る熊野川流域の風景を描く。一貫して、俯瞰した風景描写には遠近法が取り入れられ、それぞれ写生に基づいたと考えられる複数の場面を巧みに継ぎ合わせて、連続した空間を構成する。良質な絵具を用い、色鮮やかな彩色法は、画面に奥行きのある立体感をもたらす。原品は2巻本で、山形美術館に所蔵されている作品である(長谷川コレクション、山形県指定文化財)。 |