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特別展「紀州東照宮の宝刀」開催中!
特別展「紀州東照宮の宝刀」の開幕から、二週間が過ぎました。このページをご覧になっている皆様は、もうお越しくださいましたでしょうか?このコラムでは、本展のようすや見どころを、広報担当がご紹介します。
紀伊徳川家の歴代藩主・当主らが紀州東照宮へ奉納した刀剣すべてを、華麗な糸巻太刀拵、太刀金具などとともに、そろって展示する本展示。一番の見どころは、なんといっても展示室一面にズラリと並ぶ、歴代の奉納刀です。
古くは平安時代から江戸時代に至るまで、全国の名だたる刀工の作品が並びます。中には、家康の遺産(いわゆる「駿府御分物」)として、頼宣に伝えられたと思われる作品も。御三家の一つ・紀伊徳川家の刀剣コレクションの豊富さが、改めて感じられます。
本展では、奉納刀の拵に付いていたと思われる金具類や、折紙とよばれる鑑定書、近世~近代の古記録などもあわせて紹介。
展示点数以上に、見ごたえのある展示ではないでしょうか。
関連イベントとして、担当学芸員によるミュージアム・トーク(展示室での作品解説)ならびに博物館講座を開催。
いずれの回も、多くの方にお越しいただきました。
本特別展関連イベントは以下、残り2つとなりました。
5月26日(日)13:30からは、当館2階学習室にて、博物館講座「近代文化財制度と紀州東照宮の奉納刀」が開催。
6月1日(土)13:30からは、当館企画展示室にてミュージアム・トークが開催予定です。
いずれも、事前申込不要・参加費無料となっております。
本展会期は残り3週間、6月2日(日)までとなっております。是非、お見逃しなく!
(学芸員 原田直輝)