和歌山ミュージアムコレクション WAKAYAMA MUSEUMS COLLECTION
  1. ホーム
  2. コラム
  3. 博物館実習生によるスポット展示 「実習生の“推しコレ”三選!―和歌山県立博物館の館蔵品より―」開催中!

Columns コラム

博物館実習生によるスポット展示 「実習生の“推しコレ”三選!―和歌山県立博物館の館蔵品より―」開催中!

スポット展示の展示風景

 

当館2階、文化財情報コーナーで、博物館実習生によるスポット展示 「実習生の“推しコレ”三選!―和歌山県立博物館の館蔵品より―」が開催中です!

和歌山県立博物館では、毎年、博物館実習(学芸員資格の取得を目指す大学生等による学外実習)の受け入れを行っています。今年度は、3人の実習希望者があり、8月6日(火)から 11 日(日)までの日程で実施しました。
実習では、館内の施設見学や学芸員による講義のほか、各種資料(文化財)の取り扱いなどの実習も行いました。
また、本年度は、小中学生向けの教育普及のイベント「けんぱく・こどもゼミ」と連携。博物館実習生にも講師役を担ってもらいました。

実習を締めくくる最終課題としたのが、実習生自身で企画・展示するスポット展示です。
タイトルの決定、展示資料の選定、調査・研究、キャプション制作、資料の展示など、展示にかかわる一通りの作業を実習生自身が行いました。
今回の展示は、三人の実習生が、当館のコレクションから一推しの資料―名付けて“推しコレ”を選んで紹介する、というテーマになっています。
各々が興味をもって選んだ資料について調査・研究を行い、それぞれの“推し”ポイントとともに各資料の魅力を感じてもらえるような展示を目指しました。

 

展示台の選定なども、実習生が担当しました。

 

実習生の”推し”ポイントのパネルも!

 

キャッチーなタイトルを決めること、キャプションに過不足のない情報を詰め込むことなど、展示の準備ならではの難しさをそれぞれが体感してくれたことと思います。
展示は、9月29日(日)まで。実習生たち一推しの資料を集めた展示を是非お楽しみください!

【展示資料 】
延喜式 1冊
南紀男山焼 染付蓮唐草文沈香壺 1口
菊図鐔 後藤常正作 1枚
いずれも和歌山県立博物館蔵 計3件3点
【会期 】 令和6年(2024)8月 12 日(月・祝)~9月 29 日(日) 開催日数 42 日間
【会場 】 和歌山県立博物館 2階文化財情報コーナー
【開館時間 】 午前9時 30 分~午後5時(入館は午後4時 30 分まで)
【入館料 】 スポット展示は無料
ただし、開催中の常設展・企画展は別途入館の手続きが必要
【休館日 】 毎週月曜日
ただし 8 月 12 日(月・祝)、9 月 16 日(月・祝)、23 日(月・祝)は開館し、各翌日の 8 月
13 日(火)、9 月 17 日(火)、24 日(火)は休館。

(当館学芸員 原田直輝)