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大般若波羅密多経巻第 巻第四百二十六 だいはんにゃはらみたきょうまきよんひゃくにじゅうろく
宗心
収蔵品情報
年代 | 平安 |
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材質・技法 | 紙本墨書 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 「宗心一筆経」として知られる、平安時代後期に成立した大般若経の零巻。もとは紀三井寺に所蔵されていたものが、江戸時代中ごろに禅林寺(海南市)をはじめ、各地に流出しており、そのうちの1巻であるものと思われる。経文は、丸みのあるゆったりとした筆で全巻が書写されている。願主僧で執筆も行った宗心による治承3年(1179)11月13日付けの奥書のほか、江戸時代の別筆で徳音という人物の逆修銘も巻末余白に記されている。禅林寺経と同様、濃縹色の表紙を付けた折本装に改装されている。 |