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盆踊図 ぼんおどりず
岩瀬広隆
収蔵品情報
年代 | 江戸~近代 |
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材質・技法 | 絹本著色 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 京都に生まれ、紀伊藩のお抱え絵師として活躍した、岩瀬広隆(1808~77)が描いた盆踊りの図。上弦の月が浮かぶ中、大提灯の下で三味線が奏でられ、その周囲には、手ぬぐいで頬被りをした浴衣姿の人々などが躍り回る。若者を中心に、老若男女の踊り手と見物人が描かれる。浮世絵師としての活躍が推し量られる、市井の生気あふれる様子を描いた風俗図である。署名は「廣隆」、印は「廣隆」「仲昭」(白文聯印)。軸端は染付磁器で、端には三葉葵文、胴には唐草文様を巡らして、重郭内に「南紀男山」銘が配される。塗箱の箱書は、幕末~大正期の漢学者・倉田績(1827~1919)によるもの。 |