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一行書「如海人民唱太平」 いちぎょうしょ うみのごとくじんみんはたいへいをとなう
関直彦
収蔵品情報
年代 | 近代 |
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材質・技法 | 紙本墨書 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 関直彦(1857~1934)による一行書。側筆を意識した運筆による、かすれた表現に味わいがある。関は、安政4年(1857)7月16日、紀伊藩士関平兵衛の三男として和歌山に生まれた。明治16年(1883)に東大法学部卒業後、東京日日新聞の発行母体であった日報社に入社、明治21~25年(1888~92)に社長を務めた。関は同郷の陸奥宗光と親しくするが、井上馨の自由党への協力を拒否して退社。のち東京で弁護士を開業するとともに、陸奥宗光に誘われ、明治23年の第1回総選挙に和歌山1区から出馬して当選した。本書の「橘邨関直彦」の下に、白文回文方印の「関直彦印」、朱文方印の「橘邨居士」 の落款印が押されている。 |