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墨竹図 松丘賛 ぼくちくず
谷文晁
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 紙本墨画 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 江戸文人画壇の重鎮・谷文晁(1763 ~ 1840)が寛政8年(1796)10月に描いた墨竹図に、和歌山城下の吹上寺11 代住持で、詩書画をよくした松丘(1765 ~ 1833)が文化11年(1814)7月に賛を附した作品。竹の葉がわずかに揺れる様子を、墨の濃淡や筆の掠れ具合を丁寧に変化させて的確に描き、高潔の士の象徴たる竹の姿を見事に表現する。そのような文晁の竹に松丘の詩書はよく呼応しており、詩の内容は虚心に仏道を求める心を竹になぞらえたものと解され、書は鋭く筆鋒が立ち切れ味がよい。 |