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染付松に霊芝図火入(西本正治氏収集陶磁器類のうち) そめつけまつにれいしずひいれ
野呂介石絵付
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 紀州三大文人画家の一人である野呂介石(1747~1828が、染付で松と霊芝を描いた寸胴の火入。胴に、「八十一叟介石/應/松窓君需」の染付銘ならびに卍形の描き印があり、介石が紀伊徳川家10代藩主・治宝(1771~1853)の側近・大村弥兵衛(1779~1834)の求めで、文政10年(1827)に絵付けしたことが分かる。底面には「以紀陽男/山石製焉」という特異な染付銘がみられ、男山陶器場開窯の許可が下りる直前に、和歌山城下で行われたという試作品である可能性が考えられる。 |