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唐人物図襖 とうじんぶつずふすま
大岡春山
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 紙本墨画 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 江戸時代後期の寛政~文政年間ごろに大坂を中心に活動した画家・大岡春山(生没年未詳)が描いた障壁画。山水の中に遊ぶ12人の高士を墨のみで描き、高士には4人の童子が連れ添う。第3面に山中を勢いよく流れ落ちる滝が描かれ、その前に水煙を上げる水景が開ける。人物や周辺の景を描く筆運びは速くおおらかで力強い。墨の濃淡のバランスはよく、明解な画面となっている。作者は、白桃斎と号した大岡春山(長興)で、狩野派に学んだ大坂の画人・大岡春ト(1680~1763)に連なる人物と考えられる。 |