紫陽花図 | 和歌山ミュージアムコレクション WAKAYAMA MUSEUMS COLLECTION

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紫陽花図あじさいず

松丘

年代	江戸
材質・技法	絹本著色
収蔵館	和歌山県立博物館
解説	和歌山城下の吹上寺11代住持で、詩書画をよくした僧・松丘（1765～1833）が描いた紫陽花の図。太湖石の向こうに三輪の紫陽花を配し、間から二本の枝を伸ばす。紫陽花の花弁は、楕円を連ねた一筆書きのような淡墨の描線で表し、縁に淡い青と紫を重ねて中心部は白く塗り残して、光りが当たったような表現とする。松丘は、こうした紫陽花を好んで描いたことから、紫陽花和尚と呼ばれた。南画家・渡瀬凌雲(1904～80)による箱書がある。