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熊野縁起写* くまのえんぎうつし*
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 紙本墨書 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 熊野の神々の来歴や貴顕の参詣・和歌に関する古記録・古文書を集成したもの。紀伊徳川家初代藩主・徳川頼宣(1602〜71)が編纂を命じ、歌人の冷泉為景(1612〜52)に浄書させた原本の写し。慶安2(1649)年、写本作成にあたって筆を取った中院通村(1587〜1653)は、若干の増補を行ったようである。上巻には、神々の略縁起、歴代上皇の参詣次第、藤原定家「熊野御幸記」や「憲淳僧正熊野山入堂記」の抜粋、永保3(1083)年9月4日付熊野本宮別当・三綱・大衆等申状、同2年6月21日付薬勝寺別当申状が、筆写されている。下巻には、熊野ゆかりの和歌55首が詞書とともに収録されている。 |