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墨梅図 ぼくばいず
祇園南海
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 紙本墨画 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 本図は、画面に大きく白梅の枝を配したもので枝條や花弁など教則に即応しながらも、それを止揚した練達の筆致がみられ、一見粗笨ながら随所に配意のあとが感じられる作行である。画面左に「疎影横斜暗香遠 一枝畄得菖風流」の賛語を書す。これは林和靖の七律詩「山園小梅」の頷聯「疎影横斜水清浅 暗香浮動月黄昏」を意識したものであろう。款は「阮瑜」とのみ記し、「挟飛仙以遨游」という蘇軾・前赤壁賦からの引用による朱文楕円印を捺す。なお左端に「宗琅之印」「指津」の押印がみられるが、京都妙心寺塔頭・蟠桃院嗣住の指津宗琅(1726~1786)の鑑蔵印であろう。 |
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