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南紀高松焼 瑠璃釉茶碗 なんきたかまつやき るりゆうちゃわん
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 南紀高松焼 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 外面に瑠璃釉が薄く掛けられた南紀高松焼の茶碗。高台から丸みを帯びて立ち上がり、口縁近くで外反する熊川形の器形である。全体に青みがかった白釉を施し、外面と高台内には瑠璃釉を刷毛で引いたように薄く重ね、見込には白釉のままとする。瑠璃釉は淡めの発色で、外面や底部に残った左回転轆轤の轆轤目が透けて見える。口縁には金泥を焼き付ける。高台内には「南紀/高松」染付銘が残っており、南紀高松窯での制作とわかる。近年の見解では、南紀髙松窯は文政10年(1827)ごろに開窯し、弘化年間(1844〜48)ごろまで創業したとされる。 |