和歌山ミュージアムコレクション WAKAYAMA MUSEUMS COLLECTION
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歳寒三友山水図 さいかんさんゆうさんすいず

長阪雲在

収蔵品情報

年代 近代
材質・技法 絹本著色
収蔵館 和歌山県立博物館
解説  土坡に松・竹・梅の「歳寒三友」、石橋の上の仙人と鶴など吉祥的なモチーフを配した長坂(長阪)雲在(1848〜1906)による山水図。画面右上の題詩は自作の五言絶句で、こちらも「歳寒三友」を題材としている。陰影をつけながら、吉祥の主題を大きな破綻なく、奥行きのある画面に配置した画人の技量が感じられる作品である。款記から明治34年(1901)の作ということがわかる。  作者の長坂(長阪)雲在は、江戸時代に紀伊藩領であった松阪(三重県)の生まれで、絵を京の画人・中西耕石(1807〜84)に学んだほか、「田辺与力」のために尽力した長保寺(海南市)の海弁のもとで、僧として修行したと伝えられる。のちに大阪ヘ移り、各地を遊歴して、おもに山水図の作品を残したという。

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