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西国三十三所本尊御影札軸 さいこくさんじゅうさんしょほんぞんおみえふだじく
収蔵品情報
年代 | 江戸時代 |
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材質・技法 | 紙本著色墨刷 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 天蓋と日月の下、五色の彩雲の上に、墨刷された西国三十三所観音霊場の本尊御影札33枚を、1枚ずつ斜めジグザク方向に順番に貼り並べたもので、ほかに第1番札所の那智山の前、天蓋の直下には朱刷の善光寺本尊札を、第33番札所の谷汲山(華厳寺)の後には、浅草寺・「地蔵」・弘法大師・花山院という4枚の札をそれぞれ貼り加えている。また、一部剝落して失われているが、それぞれの本尊札の右上には、金箋の小札が貼られ、墨書で札所の名が記されている。 このような御影札は、各札所に備えられた版木で刷られ、参詣者が納経の際に授与されたものである。本品は、それらを全て現地から収集し、画面を装飾した上で貼付して1幅に仕立て上げたもので、札所の御朱印を集めた納経軸・集印軸などと同様の機能・意味を有したものと思われる。 |