和歌山ミュージアムコレクション WAKAYAMA MUSEUMS COLLECTION

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山水図 さんすいず

前田有竹

収蔵品情報

年代 江戸
材質・技法 紙本淡彩
収蔵館 和歌山県立博物館
解説  化政期に和歌山に在住していた商人で画人の、前田有竹(生没年不詳)による山水図。有竹は、名は世美、字は子済、俗に山口屋総十郎と呼ばれていたようである。絵を紀州三大文人画家の一人・野呂介石(1747~1828)に学び、紀伊藩お抱え絵師・野際白雪(1773~1849)とも親交があったという。淡彩の山水図で、皴法で覆い被さるような山並みを表現し、うねるような谷筋に人家を点在させる。画面左上に落款として、「乙酉春晩写、有竹山樵」の款記、「世美」「有竹」の朱印が捺されている。

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