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山水図 さんすいず
堀端養恒
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 絹本著色 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 峻険な山並みの間に巧みに滝を配し、驢馬に乗り従者を連れた人物が彼方の楼閣を眺めるという構図の山水画。柔らかくたちこめる霧により近景・中景・遠景を区分しながらも、樹木や岩などをシャープに表現して対比させている点に、幕末や明治の狩野派作品との共通性がみられる。作者は、幕府お抱え絵師の木挽町7代狩野晴川院養信に師事し、紀伊藩のお抱え絵師となった堀端養恒(1800~80)である。晴川院の『公用日記』によれば、養恒は晴川院とともに江戸城の障壁画の制作に関わったというが、現存する作品は非常に少ない。画面右下に、「養恒筆」の款記、「号南岡」(朱文)の印章がある。 |
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