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欽定康済録 きんていこうさいろく
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 版本 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 中国・清代の倪国璉が、陸曽禹の旧本に基づいて乾隆5年(1740)に著した済民の書。前代救援之典・先事之政・臨時之政・事後之政という四つの部分からなる。紀伊藩士で名草郡奉行を務めた小田仲卿が校訂を行い、藩督学の山本東籬(1745~1806)が寛政6年(1794)の序文を添えている。刊記によると、文政9年(1826)の紀伊藩・含章堂の蔵版とある。発行書林として三都の書肆と並んで和歌山の帯屋伊兵衛・綛田屋平右衛門の名が見える。見返しに帯屋伊兵衛の魁星印が捺され、末尾に青霞堂の発行目録があることから、本品は帯屋伊兵衛版とみなしてよいであろう。 |