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金櫃要略方論考証 きんきようりゃくほうろんこうしょう
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 版本 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 中国・後漢の張仲景により著され、清代の徐彬によって校訂された『金匱要略』という医書をもとに、紀伊の飯田養軒(鼎)が著した注釈書。飯田養軒については詳らかではないが、本書の序文を、紀伊藩医・督学総裁の近藤好道と紀伊藩侍医の林鷹猛の両者がいずれも嘉永元年(1848)に寄せていることから、藩の医学に関係のある人物ではないかと考えられる。奥付の発行書林には、三都の9書肆のほか和歌山の帯屋伊兵衛・阪本屋大二郎・阪本屋喜一郎の名が見え、本品の見返しに若山書肆眉寿堂・世寿堂とあることから、阪本屋の版行であることがわかる。 |