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楠公桜井之駅図 なんこうさくらいのえきず
岩井泉流
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 絹本著色 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 南北朝時代の南朝方の武将・楠木正成(?~1336)が、湊川の合戦に赴く途中、摂津国桜井駅で長子・正行(?~1348)に庭訓を遺して郷里河内に帰したという、『太平記』の記事をもとに描いた作品。松の木の下に、菊水の紋様のある幟がみえる。筆者の岩井泉流久宗(1713~72)は、徳川家康お抱え具足師の末裔の家に生まれ、狩野派の伝統に学んだ絵をよくした。元文元年(1736)に紀伊徳川家6代藩主宗直に江戸常府の絵師として召し抱えられ、その後7代藩主宗将・8代藩主重倫にも仕えた。 |