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春景山水図 しゅんけいさんすいず
鎌田景麟
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 絹本著色 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 水辺に群生する松林の間に、満開の桜が見え隠れする明るい春の情景を描いた作品。画面中央に1条の水の流れを描き、奥行を表現する。山水画ではあるが、重厚な印象はあまりうかがわれない。筆者の鎌田景麟(1808~64)は、京都の画人・松村景文(1779~1843)に四条派の絵を学び、景文の門下では大坂の画人・西山芳園(1804~67)とともに並び称されたという。和歌山・北の新地の某青楼の主人であったが、家業柄、幕末の志士との交流があったためか、大坂で刺殺され、野崎村(和歌山市北島)の浄源寺に葬られたという。 |