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紀州泉州野山立合山之儀ニ付先年度々山論有之候節之書状并窺書付之留帳 きしゅうせんしゅうのやまたちあいやまのぎにつきせんねんたびたびさんろんこれありそうろうせつのしょじょうならびにうかがいかきつけのとめちょう
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 紙本墨書 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 和泉国日根郡谷川庄(大阪府岬町)と紀伊国海士郡木本庄(和歌山市)との間で起こった入会山利用をめぐる争論に関する資料で、木本庄が争論の証拠とするために、保管していた文書を書き写したもの。冒頭の文書は慶長17年(1612)4月5日付けで、谷川の市左衛門ほか13人が木本東西年寄中に宛てた誓詞である。この年、岸和田城主小出吉政から谷川・木本東西に対して山年貢が懸けられたことが記されている。また年未詳の2月25日付けの木本村次右衛門宛て貝塚願泉寺卜半斎の書状では、文禄3年(1594)に谷川庄に対して、入会山の山年貢30石を賦課されたことが記されている。文書は全部で6通写されており、争論が始まった16世紀末ごろの状況が分かる。 |