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太平私記 野呂公鱗稿本 たいへいしき のろこうりんこうほん
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 紙本墨書 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 江戸時代後期に、紀伊藩に儒員として仕えた野呂公鱗(生没年不明)が編纂した漢文体の歴史書で、刊本の体裁をとるが、匡郭・柱(柱題)を除いてすべて書写にかかる。貼紙などによるわずかな修正はみられるものの、清書本といってよいほどに整然と書写されている。自序によると、弘化4年(1847)12月に京都の「碧梧寓居」において撰述したという。それに続く凡例(嘉永元年(1848)正月)によると、本編の編纂意図は、家康・秀忠の治世を規範として、各将軍がそれをいかに守ってきたかを明らかにすることにあるという。 |