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弘法大師像 こうぼうだいしぞう
狩野永納
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 絹本著色 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 絹本に、右手に五鈷杵、左手に念珠をもって牀座に座り、足下に浄瓶と沓をおいて、向かって左を向いた定型の弘法大師像を描く。着衣の形式や衣紋表現については弘法大師画像の粉本にほぼ忠実に描かれているが、やや面長な印象を受ける頭部の輪郭、目鼻の表現、耳の形状などは粉本に拠らず独特の趣があり、筆者の個性を示している。作者の狩野永納(1631~97)は、狩野山雪(1589~1651)の子で、京狩野の絵師として活動し、『本朝画伝』を撰述・刊行した。 |