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紀貫之・梅鶯・柳蛙図 きのつらゆき うめにうぐいす やなぎにかえるず
岩瀬広隆
収蔵品情報
年代 | 近代 |
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材質・技法 | 絹本著色 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 中央に衣冠束帯の人物、向かって右に梅と鶯、左には柳と蛙の図を配した3幅対の作品である。主題は、紀貫之が書いた古今集の序文にある「花に鳴く鶯、水に住むかはづの声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける」という一節を絵画化したもので、中央の人物は紀貫之と考えられる。和歌や古典文学に取材した大和絵風の絵を得意とした岩瀬広隆(1808~77)の、明治5年(1872)65歳の時の制作である。 |