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妙見菩薩像 みょうけんぼさつぞう
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 木造 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 頭部を一材より造って挿首とし、体部は前後数材を組んだ寄木造として、両手・膝前などに部材を矧ぎ足す。面相部は忿怒相とし、甲冑をまとい、右手で剣を振り上げ、左手は胸前で刀印を表して座る姿で、妙見菩薩の図像に則っている。表面仕上げは、黒色に塗って古色仕上げとし、その上に截金を施している。細やかな抑揚にこだわらない明快な造形は近世的なもので、製作時期は江戸時代末期ごろから明治初頭ごろとみられる。海草郡紀美野町動木の広尾家に伝来した資料で、広尾安次郎が日蓮宗の信者として自宅でまつっていた。関連資料として嘉永6年(1853)銘の護符や、広尾家銘を記した近代期の護符がある。 |