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飯縄権現図 いづなごんげんず
岩井泉流
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 絹本著色 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 長野県の飯縄山に起源を持ち、戦勝の神として戦国武将などが深く信仰した飯縄権現を描いた作品で、背中に羽のはえた迦楼羅天に似た天狗形の人物が、白狐に乗った姿で描かれている。右手に剣、左手に羂索を持ち、頭部には蛇を乗せ、背後には火焔を背負う。江戸の具足師の家に生まれ、江戸時代中期に活躍した紀伊藩のお抱え絵師・岩井泉流(1714~72)の作。飯縄権現が主に関東方面で信仰されていることなどから、泉流の江戸における絵画制作や絵画学習の状況をうかがわせる。 |