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薬玉美人図 崖南嶠賛 やくおうびじんず
秋月鶴嶠
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 絹本著色 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 端午の節句に邪気を払うため各種の造花に菖蒲や蓬や香料を入れた袋をあしらい、五色の糸を長く垂らした薬玉を右手に持ち、白い紗綾形の衣の上に、鮎の裾模様のある浅葱色の振り袖を着て、赤い帯を締め、髪は高島田に結った美人を描く。画面上部に、天保2年(1831)5月2日に着賛しているのは、紀伊藩の儒学者で絵をよくした崖南嶠(1769~1834)である。また、下の美人図を描いたのは、南嶠の末子にあたる秋月鶴嶠(1808~87)である。絵を南嶠に学び、花鳥画をよくしたという。 |