Collection 収蔵品検索
山水図屛風 さんすいずびょうぶ
野呂介石
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
---|---|
材質・技法 | 紙本墨画 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 紀州三大文人画家の一人・野呂介石(1747~1828)が、文政9年(1826)7月、80歳の最晩年に描いた山水図屛風。右隻は、水辺をあまり描かず、中央に主山と大樹が並ぶ樹林を据え、樹林の上部を靄で隠して鬱蒼とした景を力強く表現する。山間にはいくつかの家屋が見え、左手にはやや大きな四阿があるが、人影はない。左隻は、水辺の景を比較的広く取り、中央に滝や家屋、右下に橋、左上にはそびえる山々や家並みを描き連ねている。滝の右下にあるやや大きな家屋の中には、目立たぬながら一人の人物が座り、滝の方を眺める。左右隻ともに、樹幹や山肌を彩る代赭と、樹葉や遠山の藍がコントラストをなし、全体に淡く美しいトーンを奏でる。 |
画像利用、ダウンロード
について
この画像はダウンロードできません。著作権保護期間内の画像である場合は、収蔵館の権利内で公開しているか、著作権者に許可を得て公開しているものです。利用が必要な場合は、「画像利用について」から各館の方針を確認の上、個別に申請を行ってください。