Collection 収蔵品検索
南方熊楠書簡 宇井縫蔵宛 みなかたくまぐすしょかん
南方熊楠
収蔵品情報
年代 | 近代 |
---|---|
材質・技法 | 紙本墨書 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 南方熊楠(1867~1941)が、親交のあった宇井縫蔵(1878~1946)に宛てた、大正時代の書簡類。宇井は西牟婁郡岩田村(上富田町)の出身で、田辺周辺の学校で教員として勤務した。宇井は、岩田尋常高等小学校在職中に、植物採集を始め、牧野富太郎(1862~1957)に標本を送るなどし、のちに『紀州植物誌』を著した。熊楠が熊野で採集した植物標本を明治44年(1911)ごろに牧野へ送った際に、宇井はその仲立ちをしており、このころから親交を深めたようである。この5通の書簡類は、まさに熊楠と宇井との交流を物語る資料で、同じ地域で活動する異分野の研究者として、熊楠は10歳年下の宇井に対等に接していることが分かる。 |