和歌山ミュージアムコレクション WAKAYAMA MUSEUMS COLLECTION
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Collection

天地麗気記 てんちれいきき

Object Information

Period 江戸
Material and Technique 紙本版刷
Museum/
Collection Repository
Wakayama Prefectural Museum
Remarks  鎌倉時代後期に成立した両部神道における理論書で、作者は空海に仮託されるが、本来は個別に成立した18編の秘伝伝授書をまとめたもの。寛文12年(1672)の日下部喜左衛門板行という刊記があり、表紙裏には「紀州和歌経蔵」(東照宮経蔵か)と記される。密教による神道解釈に基づいた神仏習合思想の両部神道からは、嵯峨天皇から空海に秘法伝授され相続した流儀を意味する御流が形成され、室町時代以降、高野山で広く相承された。『天地麗気記』は、『日本書紀』とともに御流神道の根本聖典として位置づけられた。

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