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脇差 銘「南紀石垣住暉国 明治二年二月為海荘菊池君造之」 わきざしめいなんきいしがきじゅうてるくに
暉国
収蔵品情報
年代 | 近代 |
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材質・技法 | 鉄製鍛造 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 鎬造、庵棟の脇指で、中反りで大鋒とし、舟底形の茎という豪壮な姿である。地鉄は、板目肌がよく詰んで地沸がつき、刃文は小乱れ交じりの中直刃で、わずかに互の目足が入って金筋がかかる。帽子は、小丸で湾れ込んで浅く返る。茎は生ぶで、区の部分のみ切鑢とし、その下は大筋違鑢がかけられた化粧鑢である。暉国は、幕末~維新期に活動した刀工で、石垣荘(有田川町吉原)で作刀した。本品は、栖原(湯浅町)の商家の出身で、著名な漢詩人でもあり、幕末の海防にも深く関わり、明治2年に有田郡民政副知局事にも任命された菊池海荘(1709~1881)のために制作された脇指である。 |
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