Collection

大般若波羅蜜多経巻第五百四十八 だいはんにゃはらみたきょうまきだいごひゃくよんじゅうはち
Object Information
| Period | 平安 | 
|---|---|
| Material and Technique | 紙本墨書 | 
| Museum/ Collection Repository | Wakayama Prefectural Museum | 
| Remarks | 大般若経の零巻で、淡墨で界線を引き、やや右下がり気味の柔らかい書風で書写されている。巻頭・巻末および中途の紙背に捺された「紀州池田庄金剛寺常住」という黒印により、那賀郡中三谷村(紀の川市)にかつて所在した金剛寺旧蔵の経巻であることが判明する。僚巻が、新潟県下の乙宝寺・諸上寺・観音寺に合わせて142巻所蔵されているのをはじめ、石川県立美術館や龍門文庫などに零巻が所蔵されている。本品は、当初の巻子装を維持しているものの、表紙と第13紙に相当する部分が欠失している。 |