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和歌祭行列図絵巻 わかまつりぎょうれつずえまき
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 紙本著色 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 和歌祭の渡御行列における練り物と渡り物を描いた絵巻物(先の渡り物を除く)で、練り物としては、太鼓打・棒振・請棒・母衣・連尺・笠鉾・猿回し・長刀振・雑賀踊、渡り物として、3基の御輿・雲蓋院・神主・町奉行・町与力などが比較的大きめに描かれている。奥書はなく、錯簡や一部欠落・補彩がある。既知の資料に比べると、山車は笠鉾しかなく、全体の人数も非常に少ない。年代は、寛政12年(1800)に復興された餅搗踊がみられないこと、江戸時代後期の資料にしかみえない根来者の姿がないこと、元文3年(1738)ごろに成立した『和歌浦物語』(和歌山大学附属図書館蔵)の記述に近似していることなどから、18世紀半ばころと考えられる。 |