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熊野権現縁起絵巻 くまのごんげんえんぎえまき
姉崎治右衛門(家昌)
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 紙本著色 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 熊野権現の起源を摩訶陀国(インド)からの飛来神とする説話を絵巻化した資料で、「熊野の本地」「ごすいでん縁起」などとも呼ばれる。こうした絵巻は多く存するが、本資料は役行者の前世である万行法印が登場する点が特徴であり、ほかには断簡2種が知られるにすぎない特異な伝本である。奥書にみえる姉崎治右衛門家昌は、寛永期にそれぞれ別系統の2種の「熊野の本地」にも関わっていることから、熊野信仰の唱道を行なう様々な集団からの依頼を取りまとめて、絵師に発注するような存在であったことが想定される。 |