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熊野真景図巻 くまのしんけいずかん
野呂介石
収蔵品情報
| 年代 | 江戸 |
|---|---|
| 材質・技法 | 紙本淡彩 |
| 収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
| 解説 | 野呂介石(1747〜1828)が、新宮から本宮にいたる熊野川九里八丁を描いた画巻。介石の跋文によると、享和2年(1802)の熊野遊覧の経験をもとに、江戸在住の紀伊藩儒・菊池西皐(元習、1769〜1813)が作って介石に贈った「遡熊野河十首」という連作の漢詩にあわせて描いたものという。本品は、介石の絵に続いて、この西皐自筆の詩がのちに合巻されている。介石は、実際の景観の一部を描きまとめているが、その筆致はかなりラフであり、西皐の詩句が真を写し絵のようなので、自らは百里の長流を短縮して概略を描いたという跋文と符合する。なお、巻頭の題字は、寛政の三博士の一人として知られる儒学者・柴野栗山(1736〜1807)によるものである。付属の書付によると、會津藩士で書家の山内香雪(1799〜1860)が所持し、その養嗣子・山内香溪(1841〜1923)が題箋を書したとする。 |