和歌山ミュージアムコレクション WAKAYAMA MUSEUMS COLLECTION
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清寧軒焼 赤楽茶碗 銘「福禄寿」 せいねいけんやきあからくちゃわんめいふくろくじゅ

楽旦入・徳川治宝

収蔵品情報

年代 江戸
材質・技法 陶器(清寧軒焼)
収蔵館 和歌山県立博物館
解説  清寧軒焼とは、紀伊藩11代藩主・徳川斉順(1801〜46)が、別邸の湊御殿などで焼かせた御庭焼のことである。本品は、口縁部をやや抱え込み、胴の中央部を若干しぼった半筒形の赤楽茶碗である。内側に箆削りの跡が残り、作りは全体的に薄く、高台脇には葵紋の円印が捺されている。箱書や付属の書付によれば、紀伊藩10代藩主・徳川治宝(1771〜1853)がつくり、楽家10代・旦入(1795〜1854)が焼いた茶碗ということであり、また南紀男山の土を用いたと記されている点は興味深い。内箱蓋裏には、表千家10代・吸江斎(1818〜60)が「福禄寿」という銘を付けている。弘化3年(1786)に外山直徳という人物が11代藩主・徳川斉順(1801〜46)から拝領したという品で、制作や拝領の経緯などが判明する貴重な作品である。

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