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御遺告真然大徳等写 ごゆいこくしんぜんだいとくとううつし
収蔵品情報
年代 | 江戸 |
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材質・技法 | 紙本墨書 |
収蔵館 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 弘法大師空海(774~835)が、入定直前の承和2年(835)3月15日に真然(?~891)をはじめ諸弟子に与えた遺戒を書き残したといわれる「遺告真然大徳等」の写本。地主神である丹生都比売命から、弘法大師空海へ所領が譲渡された範囲(四至)が記されている。巻末には、天正17年(1589)4月21日の木食応其(1536~1608)による修理銘が写されており、秀吉の検地に先だって寺領の領域の正当性を示す必要があったため、その一環として修理が行われたことを示している可能性がある。行人方の一心院谷・真乗院に伝来した。 |